アイスクリームを食べながら、月と話をする。
これから どうしようか。
仕事だけの人生では、そろそろ自分が可哀想ではないかと。
趣味を幾つか持ったところで満たされるものは少ない。
誰か、海外の経済学者が言っていた。「これからは利他主義でなければいけない」
さてさて、本当にどうしたらいいのか。
月は静かに聴いている。
今夜も答えは見つからない。
アイスクリームを食べながら、月と話をする。
これから どうしようか。
仕事だけの人生では、そろそろ自分が可哀想ではないかと。
趣味を幾つか持ったところで満たされるものは少ない。
誰か、海外の経済学者が言っていた。「これからは利他主義でなければいけない」
さてさて、本当にどうしたらいいのか。
月は静かに聴いている。
今夜も答えは見つからない。
真綿を薄く引き伸ばしたような雲が風に流れて行く。その合間から、澄んだパステルブルーの空が見える。
信号待ちをしている間、空を見上げていると、それだけで穏やかな気持ちになった。
今朝は、仕掛かりの仕事が気になり、早めに出勤した。人知れず努力はするものである。早朝のラウンジは、ブラインドから朝陽が力強く差し、テーブルの上の透明なパーティションがキラキラと輝いていた。自然から私へのご褒美だ。
貸しきりのラウンジで、自販機のコーヒーを飲む。今日も頑張ろう、そう思えた朝だった。
風が冷たい。けれども、マスクが程よく防寒になっている。
前を行く人の背中、私の背後から聞こえるカツカツとパンプスの足音。
黙々と各々家に帰るために歩いている。
今日も、それぞれが それぞれに、良いことも嫌なことも自分の中にある小宇宙に収める。そして、必ず来る明日に、今日の自分をバトンタッチする。