2022年1月のブログ記事
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風が冷たい。けれども、マスクが程よく防寒になっている。 前を行く人の背中、私の背後から聞こえるカツカツとパンプスの足音。 黙々と各々家に帰るために歩いている。 今日も、それぞれが それぞれに、良いことも嫌なことも自分の中にある小宇宙に収める。そして、必ず来る明日に、今日の自分をバトンタッチする。
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今夜も月は見えない。 部屋の中からも、窓の外の凍りつく寒さを知ることができる。仕事帰りだろう、通りを足早に過ぎていく。 ソファーの隣にある観葉植物に目をおとす。 外とは対照的に、のびのびと部屋の暖かさに満足している姿がある。 そして、この部屋にも私以外の生命があることを幸せに思う。
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年に数回 活躍する雪用ショートブーツ。もう9年も使っている。 駅までの通り道、昨日の雪の大半は凍結していた。家を出る時は、雪靴を履くのをやや躊躇した。私の少し前を歩くベージュ色のロングコートを着た女性が、滑って尻餅を着いた。 自分の足元を見る。年季の入ったショートブーツが頼もしく見えた。
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こんなに降る雪を見たのは久しぶりだ。 電車の乱れを予測し、早めに仕事を切り上げた。 ビルを出ると、雪が降っている。 一瞬、寒さを忘れて空を見上げる。 雪は白くて美しい。 何もかも この雪が浄化してくれたらいいのに。
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