月も見ずに
電車内で身体がすっかり冷えきってしまった。
換気のために10センチ程開けてある窓から、容赦なく寒気(かんき)が頬を打ち付けた。
車内は無言であり、私も、隣の人も、こういったことに諦めている。
電車を降りると、頬だけでなく足元も冷たい風が身に凍みる。早く帰ろう。急ぎ足で通りを行く。今夜は月を見る余裕もなかった。
それでも月は、私を、優しく見守ってくれているだろうか。
電車内で身体がすっかり冷えきってしまった。
換気のために10センチ程開けてある窓から、容赦なく寒気(かんき)が頬を打ち付けた。
車内は無言であり、私も、隣の人も、こういったことに諦めている。
電車を降りると、頬だけでなく足元も冷たい風が身に凍みる。早く帰ろう。急ぎ足で通りを行く。今夜は月を見る余裕もなかった。
それでも月は、私を、優しく見守ってくれているだろうか。
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