日曜日
薄曇り。日中は、ほんわりと暖かかった。
食料品の買い出しに出掛けた帰り道、珈琲店に立ち寄った。店前の通りにまで広がる焙煎される豆の香りが、私の気持ちを店内に誘導したのだろう。
手書きのポップのオススメが目に入った。ブラウンシュガーの甘味。グアテマラ産のビビアーノ・ビビアーノ。
店員さんから手渡された小さな袋。いつもはスーパーに陳列してある300gの珈琲だから、今日は少し贅沢である。香ばしい豆の香りと、これもほんわりと温かい。今日の天気のようだと感じた。
母に電話をしようと、そう思いながら歩いて帰ると、手に持つマイバッグがブランコのように揺れた。
明日は月曜日。
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