novnako1112のブログ

これからの人生をどうすればいいのか、迷いながらも日々一生懸命生きています。

見えない月へ

朝陽は、私の乗る電車を牽引し目的地へ運ぶ。

昨夜の冷たい夜を、太陽は知らない。


今日は年内仕事納め、電車内に空席をひとつ見つけて座った。足首からふくらはぎが暖房で心地好い。「一年間頑張りました」私の重みで幾分沈んだシートがそう囁くのを聴いた。


ただの時の流れであるのに、なぜか12月の月の終わりは、一年間の想いがつのる。


今夜は見えるだろうか。

優しい月に今年のあれこれを話したい。