見えない月へ
朝陽は、私の乗る電車を牽引し目的地へ運ぶ。
昨夜の冷たい夜を、太陽は知らない。
今日は年内仕事納め、電車内に空席をひとつ見つけて座った。足首からふくらはぎが暖房で心地好い。「一年間頑張りました」私の重みで幾分沈んだシートがそう囁くのを聴いた。
ただの時の流れであるのに、なぜか12月の月の終わりは、一年間の想いがつのる。
今夜は見えるだろうか。
優しい月に今年のあれこれを話したい。
朝陽は、私の乗る電車を牽引し目的地へ運ぶ。
昨夜の冷たい夜を、太陽は知らない。
今日は年内仕事納め、電車内に空席をひとつ見つけて座った。足首からふくらはぎが暖房で心地好い。「一年間頑張りました」私の重みで幾分沈んだシートがそう囁くのを聴いた。
ただの時の流れであるのに、なぜか12月の月の終わりは、一年間の想いがつのる。
今夜は見えるだろうか。
優しい月に今年のあれこれを話したい。
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