毎年、学生時代のゼミの先生から 未だに年賀状が届く。必ず謎のコメントが手書きで書いてあり、難読である。新年早々、課題を与えられた学生の気分を味わう。
そして、今年もコンビニに年賀状を買いに慌てて出かけた。
今年は、私の出した年賀状に、また寒中見舞?が届いた。
「来年からペーパレス化に伴い、年賀状を止めようと思います」のような印刷の文字。
そして、またしても手書きで「来年からは別の方法で!」
「マジか…」
毎年、学生時代のゼミの先生から 未だに年賀状が届く。必ず謎のコメントが手書きで書いてあり、難読である。新年早々、課題を与えられた学生の気分を味わう。
そして、今年もコンビニに年賀状を買いに慌てて出かけた。
今年は、私の出した年賀状に、また寒中見舞?が届いた。
「来年からペーパレス化に伴い、年賀状を止めようと思います」のような印刷の文字。
そして、またしても手書きで「来年からは別の方法で!」
「マジか…」
今夜も月は見えない。
部屋の中からも、窓の外の凍りつく寒さを知ることができる。仕事帰りだろう、通りを足早に過ぎていく。
ソファーの隣にある観葉植物に目をおとす。
外とは対照的に、のびのびと部屋の暖かさに満足している姿がある。
そして、この部屋にも私以外の生命があることを幸せに思う。
今日は美容室へ行ってきた。
美容室のドアを開けると、成人式の支度を整えた女子とその母親らしい女性が、レジで会計をしていた。艶やかな振り袖姿が眩しく見える。
ぎこちない和服姿の所作が愛らしい彼女と、心配そうに後を付いていくその母親を見送った。
「いらっしゃい。」店主の声で我にかえる。
「今日、成人式でしたね。」
「今、ひけたところ。今日はどうする?」
「えーっと、少し短くしてもらって、それから…」
店の奥からスタッフさんが現れ、
「雑誌、見ますか?」タブレットを手渡された。
店主がカットの準備をする間、タブレットを開いた。見切れないほどの雑誌の中から、旅行雑誌を選んだ。
青い海、白い砂浜、
素朴な風合いの、それでいて どこかエキゾチックな器の数々に見とれる。
「沖縄、いいね。
やっぱ、このほうがいいな」
結局、私のヘアスタイルは店主に従うこととなる。
お陰で、今日も無事可愛く仕上がった。