novnako1112のブログ

これからの人生をどうすればいいのか、迷いながらも日々一生懸命生きています。

不在連絡票

今夜は月が見えない。代わりに、マンションの向かいの店が、未だに煌々と灯りを点けている。

買い物ついでに出かけた先で、知人に出会い、呑気に食事をしデザートまで食べ終えた。

何か大切なことを忘れているような、フワフワした心持ちで歩いて帰る。

マンションのエントランスにある郵便受けを確認して、「今日だった…」

不在連絡票が私の帰りを待っていた。

注文していたドリッパーが届く日だった。方々探してようやく見つけ、お取り寄せした逸品だ。

楽しみが また先延ばしになった。

ゆっくりいこう、そう思い、空を見上げる。月を探して

星の話

今夜は空気が澄んでいる。この街が、もう少し暗ければ、夜空に輝く星々がもっと鮮明に見えるだろう。

冬の代表的な星といえば、冬の大三角形だろうか。オリオン、おおいぬ、こいぬ。

たしか、冬の、夜早くに 青く光る星が おおいぬ だったと思う。


宇宙は、人知を超えた宏さであり、そして、地球は宇宙の中の小さな小さな星である。

この碧色の美しい星を、今夜 月も見ている。

ショートブーツ

年に数回 活躍する雪用ショートブーツ。もう9年も使っている。

駅までの通り道、昨日の雪の大半は凍結していた。家を出る時は、雪靴を履くのをやや躊躇した。私の少し前を歩くベージュ色のロングコートを着た女性が、滑って尻餅を着いた。

自分の足元を見る。年季の入ったショートブーツが頼もしく見えた。